エコノミークラスでも安心

  • 2012.02.16 Thursday
  • 18:18

深部静脈血栓(ふくらはぎなどの静脈に血の塊ができてしまうもの)
は飛行機に乗る時によく発生することからエコノミークラス症候群
という俗名が付いておりました。米国胸部専門医学会(ACCP)による新しい深部静脈血栓ガイソライン
によるとエコノミークラスで長距離移動することにリスクは無いそうです
http://www.chestnet.org/accp/article/new-dvt-guidelines-no-evidence-support-economy-class-syndrome新ガイドラインによる主なリスク
・以前に深部静脈血栓になったことのある人の既往症
・がん
・最近手術をした人
・飛行時間中動かない
・高齢、
・女性ホルモンであるエストロゲンの使用
・妊娠
・窓側の席(動かないから)
・肥満

一方明確な根拠がないとしたのは
・脱水
・飲酒(アルコール好きな方には嬉しいしらせ)
・エコノミークラス

これでシート側の席でも窓際を羨ましくおもわなくて済む要素が増えましたね

抗生物質についての研究

  • 2012.02.09 Thursday
  • 23:05
 抗生物質の投与が中期的にみて効果的かどうかの研究が英国で行われたようです
研究は2007年と2008年(下記参照)にウェールズ、イギリス、の一般的な医療行為で行われ、臨床医263人が協力し、ウェールズ、イギリスで約480万人の患者を対象に研究された。
結果的には抗生物質投与群も非投与群も受信後7日以内に病院への入院数や呼吸器感染症の発生に差は見られなかった。抗生物質の費用は年間5.5%削減したようです。
このような研究が活かされた医療制度が日本に届くのは何時になるかはわかりませんが、多くの方が知ることでその時期は早まるかもしれません

痩せる薬の話

  • 2012.02.04 Saturday
  • 14:57
 痩せるサプリメントや、錠剤、注射など
人々の痩せたい願望につけこんだ宣伝をネット上、テレビで良く耳にする。

医学的にみるとそれらのものは、根拠がないものばかりであるという。

Weight Loss Fraud Page Last Updated: 01/25/2012

 

以下要約

(食品安全情報blogより転載)

・FDAが認可した「脂肪を溶かす」注射用薬は存在しない

・脂肪を溶かしたり排出したりする薬物の効果を示す信頼できる科学的根拠は存在しない

・脂肪を溶かすと宣伝されている注射や薬物による有害事象報告を受け取っている

・痩身用の「魔法の錠剤」は存在しない

考えてみれば当たり前のことですが、ついつい安易な方法を選択しやすいのが人間

私もついつい楽をすることを考えてしまします。

適度な運動習慣をつけることをお勧めします。

慢性の不眠症について

  • 2012.01.23 Monday
  • 21:34
痛みを訴える患者さんでも、慢性的な不眠を伴っている場合も少なくないですが、現時点でどのような療法が医学的に推奨されているかをご紹介します。
カイロプラクティックの臨床現場でよく耳にするのは、「よく眠れるようになった」 という声です。
病院に行くと薬物療法が中心です。慢性不眠症はよく耳にするものの、「その定義がはっきりとしていない」 のが現状です。ある文献によると 世の中の25%の人が自分の睡眠に満足せず、昼間の生活に10-15%が影響を及ぼす不眠と答えており、不眠症の診断に合致するのは6-10%だそうです。
現在のところベンゾジアゼピン系 (BzRAs)の薬 と 認知行動療法 (CBT) が経験的エビデンスとして最良なものとして支持されています。The Lancet, Early Online Publication, 20 January 2012
アルコール、非バルビタール系非ベンゾジアゼピン系薬などは毒性、乱用・依存のため睡眠治療には推奨されないようです。安易に薬にたよるのは、副作用をともないます。また推奨されているベンゾジアゼピン系の薬も、長期的有効性のエビデンスは乏しく、多くの睡眠薬は副作用の可能性があるためできたら認知行動療法の代替をすすめている。不眠にも一度カイロプラクティックを試してみてください。

少量のマリファナ喫煙は肺機能に影響なし

  • 2012.01.17 Tuesday
  • 20:21
 ご存じの方も多いと思いますが、世界的には医療用大麻(マリファナ)の有用性を認める国々が年々増えてきています

そこで海外の、医学専門誌では大麻吸引がどれくらい肺機能に影響を及ぼすかの研究まで行われている昨今。


今回の研究は、5115人を対象に、大麻喫煙と肺機能の関連を20年間の縦断的研究で調査されたようです。(JAMA. 2012;307(2):173-181)

1秒努力呼気肺活量(FEV1)と強制肺活量(FVC)を測定して、月に2〜3回の少量吸引では肺機能に全く問題ないとのこと。逆に少量喫煙では肺機能は増加しているようです(1喫煙年当たりFEV1は+13mL、FVCは+20mL)


同程度の少量のたばこ喫煙は、肺機能を低下させているそうです(勿論たばこにはメリットはありません)


大麻の大量喫煙では肺機能の低下が見られた。


興味のある方は、ご参考までに。

テレビや車を所有していると心臓発作リスク?

  • 2012.01.12 Thursday
  • 16:27
 心臓発作リスクについての横断研究

52ヶ国(アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ、オーストラリア、北米・南米、南アフリカ)で横断研究されたもの。

European Heart Journal. doi:10.1093/eurheartj/ehr432


運動は中・低度の運動ならば心臓発作リスクを減らすが、強度の運動はリスクを減らさない。仕事中からだをうごかすものならばそれでも良い。  など 以下のようです


・仕事中の軽度・中等度運動は、レジャー中の運動の多少に関わらず、心発作リスクを減少。

・重度身体運動は心発作の予防的とはならない

・レジャータイムに無運動と比べると、どのレベルの運動でもレジャー運動を行うことは、心臓発作リスクを低下させる

・車・テレビの所有を運動不足の指標とすると、所有は、どちらもない人に比べ、心発作リスクは27%増加する


心臓発作だけではないですが、デスクワークの方々は、ひと駅分歩いて帰るなど ご自身で工夫をしていきましょう

2型糖尿病の方の運動

  • 2012.01.07 Saturday
  • 19:49
 医学誌「Journal of Applied Physiology」2011年12月号によると

高強度の短時間の運動でも、運動後24時間にわたり血糖値が降下し、食後血糖値の急激な上昇が抑制されたようです。


週 30分でも 被験者の血糖値は137 mg/dLから119mg/dLへと降下、食後血糖値はトレーニング セッション完遂後も長期間降下が持続していたようです


トレーニング方法は、高強度運動を1分間実施後、1分間休憩し、高強度運動の合計時間が10分になるよう繰り返すもので、1セッションはウォームアップとクールダウンの時間を含めて25分としています


が、高強度運動時に心拍数が最大値の90%に達するまでとしているので、1分の運動後は「話もできないほど」の息切れ状態です。(かなりきついです)


米国糖尿病協会(ADA)は糖尿病患者に対し、毎週最低150分の中等度から高強度の運動を行うことを奨励している。これは1日30分の運動を週5回行うことに相当する。


いずれにせよ、短時間高強度運動の有効性を認めながらも、運動量は多いほうが望ましいと指摘もされているので、参考程度になさってください


臨床心理士 国家資格化へ

  • 2011.12.27 Tuesday
  • 20:10
再来年から鬱病も1つの国民的疾患となることからか 

臨床心理士が国家資格になるようです。

心の病を抱える人へのカウンセリングなどを行う民間資格「臨床心理士」を国家資格とする方向で調整に入ったと 12月26日(月)共同通信が伝えました

国家資格になることで国民の認知もあがりますし、スキルも格段に上昇していくことが国策としてあるそうです。

2005年にも同じような法案が検討されたものの、精神科医からの懸念で法制化されなかったようです。

カイロプラクティックも幾度か法制化が試みられていますが、同じような理由で法制化されていません(そのうちに法制化されてくれれば嬉しいのです)


筋骨格系疼痛は増える一方ですし、心理的な面も疼痛には大きく関与していますから

カイロプラクティックも法制化されて、臨床心理士との共同作業で痛みの改善や生活の質の向上を提供できる日が来たらいいなあと 思います

睡眠障害は2型糖尿病のリスク因子です

  • 2011.12.20 Tuesday
  • 16:41

日経メディカル別冊によると 

Edward J. Boyko氏らによって研究され
12月4日から8日までドバイで開催された世界糖尿病会議(WDC2011)で報告されました。

10年に及ぶ調査は3年おきに自己申告制で行われ、5万3665人を解析の対象としたようです。
半数はアフガン戦争に従事した軍人のようです。

結果は10年の間に糖尿病になった群では 10年間で糖尿病にならなかった群に比べると、
・不眠であった割合 (22.8% 対 14.6%)、
・入眠障害/中途覚醒 であた割合(30.5%対2.2%)、
・睡眠呼吸障害、いびき、睡眠時無呼吸症候群などの割合(7.2% 対 2.0%)

と いずれも睡眠に影響のある因子があるほうが糖尿病を発症している割合が高くなっています
皆さんご存じの通り、糖尿病を発症すると 

・うつ病 のリスク
・心臓死亡リスク
・大腸がん死亡リスク
・PTSDのリスク
・認知症のリスク

などなどうつ病になれば自殺などのリスクがあがりますし、PTSDになれば慢性痛のリスクがあがります。一つの病はネズミ講のように、他の複数の病気のリスクを上げていきます。

皆さん健康第一でいきましょう

糖尿病 と うつ の関係 +認知症

  • 2011.12.16 Friday
  • 15:32
 医学誌「Archives of General Psychiatry(一般精神医学)」オンライン版に12月5日に掲載された内容によると

うつ病を併発する糖尿病患者は認知症リスクが高い そうである。


糖尿病じだいが認知症のリスクになっていることは、長いこと知られているが

糖尿病患者で、うつ病を併発している患者

について調べられている点が新しいです。


2型糖尿病患者がうつ病の診断を受けた3〜5年後に認知症となるリスクは、非うつ病患者に比べて2倍であるそうです

リスクとしては2倍ですが、絶対リスク(absolute risk)は50人に1人と比較的少ないので多分なご心配はいらないのかもしれません。


Katon 氏は「うつ病と糖尿病は米国の高齢者で最も有病率が高い疾患の1つであり、
この2つの疾患がそれぞれ独立してもう一方のリスクを高める。つまり、糖尿病であ
るとうつ病になりやすく、その一方で、うつ病であると糖尿病になりやすい」としている。

血糖コントロールは運動療法が絶対的に必要です。

1日15分で週4日程度のウォーキングから始めておきましょう


おそかれ早かれ、運動させられる道を避けては通れないのです。

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